#NOTE ブログ @その3

2020/07/06(月)

~医科クリニックの開業医妻の日常~

コロナの抗体検査について、導入を検討されたりしましたか?

コロナの抗体検査ついては、賛否両論あるかとは思いますが、検討してみました。

コロナの抗体検査キッドに関しては、5月当初次点で、一般開業医で使用可能だったのは、中国製のINNOVITA、Canada製のArtron、ロシュ社製品などでしたが、7月の今となっては各種様々で、毎日いろいろなところから商品案内のファックスも来るほど種類が増えています。

いざ、抗体検査を実施しようとすると、いろいろなことが考えられます。

コロナ抗体検査キッドで調べられる抗体価には、IgMとIgGの両方調べられるものが多いようですが、I gGが陽性の場合は、知らないうちに、どこかでかかっていたのかな?という過去のことで済みそうですが、IgMが陽性の場合はちょっと大変です。今現在、罹患している可能性が否定できないからです。

最近やっと、医師会の医師たちによるPCR外来が各地域で開始されるようになってきましたし、検査会社でもできるようになってきたので、PCR検査がしやすくなりましたので、仮に抗体検査で陽性が出て、PCR検査へまわすこともあまり害ではなくなってきました。

しかしながら、抗体検査の結果、IgM陽性が出てしまうと、その結果を無視するわけにもいかないと思うので、その方はPCR検査を受けるまでは自宅待機になるでしょうし、PCR検査の結果が陰性だったとしても、もしかしたら1週間くらいは自宅待機などの措置をとることになるかもしれません。

仮に、このケースが医療従事者だったら自宅待機している期間が労災の適用になるのか、労働基準監督署に電話して聞いてみました。

結果はNOでした。

理由は、前例がないからとのことでした。

医療従事者は、コロナ感染の際には、よっぽどのケースを除いては、労災が適用になると理解していたので、ちょっとショックでしたが、抗体検査の結果での自宅待機は今のところダメとのことです。

今後、抗体検査が保険適用になれば、OKになるかもしれませんが、PCR検査が陽性でないと、労災が適用されないそうです。

仮に発熱あり、濃厚接触ありのコロナ疑いでPCR検査受けても陰性だと出ない雰囲気でしたが、その判断は担当者にもよる感じを受けました。

日々進化しているコロナ抗体検査については、情報収集が必要かと思います。

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